昨日の話ですが、トレーラーの仕事が暇だったので小型に乗り、ビニールハウスにA重油の配送の手伝いをしました。本当はこんな時期なので目いっぱい動いてガソリンスタンドにたくさん運ばないとならないのですが、まだ出荷規制の影響で仕事がありません。

A重油は直接農家へ配達するので、現場の深刻さが伝わります。
出荷制限されているということはA重油も、注文通りに配達されていないという事です。

農家は余計に注文するはずはなく、注文通りに来ないと燃料は足りなくなりハウスの温度が下がり、一晩で今までの苦労が無駄になってしまうのです。それを回避するためにJAががんばっているはずなのですが・・・

「入って来ないので仕方ない・・」「被災地が優先・・」などの言葉で、二次災害が起きようとしています。
本来、メーカーに燃料が無くてもJAだけは配送している。くらいでないと意味が無いのです。

今回直接話を聞いたハウス農家さん（桃）の話ですと・・・
「今が一番燃料が欲しい時。なのに全農は何をやっているのですか？今まで他に安い業者もありそこから取っても良かったのだが、あえてJA一筋にやってきた。なのに、他の業者は注文どおり持ってくるのにJAは注文の数量の半分も持ってこない。何のための自主配送なのか？今朝一番で農協に行き、共済を解約してきた。農協の若い連中に言ってもどうにもならない。せめてもの抵抗だ！」

この言葉が自分にはかなり響きました。。。
被災地も大変ですが、その影響で被災しなかった県内の農家まで被災者になりそうなのです。

体裁も大切でしょうが、ちいこさんも言っているように、まずは自分の出来る事を仕事も含め全力でこなし、そこから出てくる少しの余裕で被災地に援助していかないと被災していない所でも被災したことと同じことになってしまいます。

今自分が出来る事を勘違いせずにこなしましょう！
まずはそこからだと思いました。

ガソリンや灯油などもそうですが、本当に必要な所に届けないといけません。
無駄に蓄えている人達に聞いてもらいたいです。

被災していない人は、普段通りの生活で影響は無いはずです。
ガソリンなどは、買い急ぐためにこのような状態になっています。

そして組織のトップは、体裁ではなく、今誰が何を必要としているか考えてもらいたいです。
おいしい桃は誰でも食べたいです。

そちらも助けてもらいたいです。

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